第18回研究会(2016年11月9日実施)

日時

平成28年11月9日(土)10:00 ~ 16:40

会場

くらしき作陽大学

報告記事

2016年11月19日(土曜日)学校と道徳教育(School And Moral Education:略称SAME)研究会の第18回研究大会がくらしき作陽大学で開催されました。今回の研究会は岡山県道徳教育研究会との共催です。

午前中は岡山大学教育学部附属小学校の尾崎正美先生に模擬授業をしていただきました。

「ぞうきんがけ」(光文書院)を教材に、小学6年生を対象として「最高学年として受け継ぐ心」を主題にすえた授業です。子どもたちが考えて議論する道徳の授業を実践されていたため、研究協議でも授業方法について活発な議論が交わされました。

午後は笠岡市立神島外中学校の二階堂孝一教諭に模擬授業をしていただきました。

小学校道徳の資料「ないた赤おに」を教材に、中学生を対象として友情について生徒に考えさせる授業です。小学校の資料を中学校に使う意義から道徳教育と発達段階の関連性など多岐にわたる議論が交わされました。

シンポジウムのテーマは、出版社の方も話題提供者に迎えた「道徳教科書の実相」です。

特別の教科・道徳の教科書に求められる内容から、道徳教育を実践する教員の心構えまで、フロアをまじえて熱い議論が交わされました。

SAME研究会の代表は、本年度で広島大学を退官される越智貢先生から安田女子大学の竹田敏彦先生に引き継がれました。

初等・中等、養護教諭、大学の研究者が一緒(SAME)に道徳教育について考えていく場所としてSAME研究会をこれからも継続していくことを確認して、大会の幕を閉じました。

第19回のSAME研究会は来年の夏に広島大学で予定しております。
みなさまのご参加を願っております。